運用型広告における、ワンエイティの方針
こんにちわ。
Google ads,Yahooプロモーションは当たり前ですが、
Facebook/Instagram、Line広告の運用も運用次第で効果が出やすい環境が整ってきました。
特にLine広告は、広告管理画面としての使いやすさも、広告としての精度も高い。
運用広告に関する考え方をまとめるので、ぜひ参考にしていただければと思います。
まず、運用型広告は基本的に単発で費用対効果を見ていくものではないということです。
テレビや看板のような、大きなキャンペーンを張る場合にどかっと広告投下するものとは特性が違います。
1)オーディエンスを選別するという考え方。
運用型広告は、グーグルやヤフー、Facebook、インスタグラム、ラインと言った、ユーザーの数が莫大なウェブサイトの利用者の中から、オーディエンスを選んで配信するというものです。
これらのユーザーの中には、必ず貴社の顧客になるユーザーが多く含まれると考えられます。
その中から顧客を探し出す作業になるので、中長期的に対策していく必要があります。
顧客にアプローチできる状態に、管理画面自体を自社顧客へアプローチしやすい状態に育てていく、という作業です。
2)各媒体が学びやすい状態を作る
貴社のターゲットに近そうなユーザーを選びます。
ユーザーの検索キーワードや閲覧サイトでセグメントしていきます。
リターゲティングで集めたユーザー属性の、拡張配信や
コンバージョンユーザーのメールアドレスで配信するアドラサブル広告により、グーグルやヤフーに対して、貴社の顧客がどんな人物像なのかを、学習させていきます。
上記の様に、適切なオーディエンスへのターゲッティングは手作業になりますが、
運用し出せばグーグルは、コンバージョンユーザーから自動学習して精度を高めるAIがすでに搭載されています。
適切なオーディエンスへのアプローチができるキャンペーン構造の設計をした上での運用が重要です。
3)中長期的に、運用型広告管理画面を育てる
予算があれば、Google,Yahoo,Facebook,Line、全メディアで、
で中長期的にオーディエンスを探し出していくことが望ましいことになります。
いろんな媒体をちょろっとやってみたり、やめてみたりというのは
あまり意味がないですよね。
4)適正なCPAで運用する
また、運用するにあたって、どうしても「安く獲得したい」という目的になりがちですが、
CPAを安くという運用になりますと、リスティング広告で言うと、獲得しやすいワード(ブランド指名ワード、商品名、競合他社名)
に偏り、顕在化しているユーザーにしかアプローチができなくなります。
それらのユーザーばかりを獲得していると、
「果たしてリスティングをやらなければ獲得できないユーザーだったのか?」という問題になりますし、
取れるワードのみに絞り切ったら運用の手詰まりとなります。
事業にとって適正なCPAはいくらなのか?を検討した上で、そのCPAを超えない様に
運用することが正しい運用と考えます。
適正なCPAとは、
CV一件をいくらで獲得すれば事業収支として適切かを踏まえた最大の金額
です。
5)バナークリエイティブのABテストに時間をかける必要はない
運用型広告の特性上、どのクリエイティブがどの面に、どのターゲットに
どれほど露出されたのかはブラックボックスです。
媒体側のシステムが、クリエイティブの露出面を最適と考えられる形で掲出するので、
果たしてAがいいか、Bがいいかは、判断しにくいということです。
実施するケースもありますが、慎重な計画が必要です。
6)運用の流れ
まずは適正なCPAを算出するところから始めます。
ターゲットが検索するだろうと考えられるワードの抽出やオーディエンスの選定、
CV設定(中間CV等)を決定した上で、運用を開始します。
適切なキャンペーン設計ができた上で、PDCAを回していくことで、
運用広告における最大限の顧客獲得が実現可能となります。
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まとめ
事業によっては、予算の問題や、販売期間の問題で上記の様な運用が
難しい場合がございますが、当初から成果が求められるケースは多々あります。
状況によっても最大限の効果をあげる運用広告のご提案を行いますので、
ご相談ください。